初めてホームページを作るときの気になるお金の話(小規模営利事業)

1.ホームページを置く場所

ホームページを作るにあたって、まずホームページを設置する場所が必要です。自分のパソコンの中にデータがあれば大丈夫というわけではなく、ウェブに公開することができる場所が必要です。

小規模事業の場合は「共有サーバー」と呼ばれるサービスを使います。大体年間1~2万出せば、大抵のサイトに対応できます。

ただし、通販サイトやウェブをつかってサービスを提供するとかとなると話は別です。事業やサービスを紹介するサイトです。

2.ホームページの住所に当たるドメイン

www.honyahonya.comとか、nyoronyoro.co.jpとかは、世界共通のホームページの住所の役割を果たします。日本国の兵庫県の神戸市・・・というのと同じで、comの honyahonya のwwwという感じです。

共用サーバーと一緒に契約したり、ドメインだけで契約したりできますが、おおよそ年間1000円~5000円くらいです。

ただ、.comの部分が何百種類とあるのですが、中にはめちゃめちゃ高額なのもあります。

3.メールアドレス

1のサーバ、2のドメインがそろうと、mofumofu@ honyahonya .comみたいな自分のドメインのメールアドレスが作れます。

特にこれに余分にランニングコストがかかるわけじゃありませんが、登録などを業者に依頼すると数千円はかかると思います。

私は数件ならサービスでやってますけど。

4.情報発信

事業やサービスの情報をウェブで見られるようにするだけなら、紙媒体の会社案内やリーフレットと同じです。

ざっくりですがA4サイズ裏表の情報内容なら、原稿なしで5~10万。
原稿有で2~5万というところです。

A4裏表の内容をホームページの1ページにまとめたとして、
10ページのサイトを作った場合、
ざっくり20万から100万です。

え?5倍も違う?

と思わるかもしれませんが、
たとえば、カメラマンを入れて写真撮影をして、スタッフや利用者からインタビューしてとすると、それだけで5万、10万していきます。
アートディレクターに全体のプランニングをしてもらって、コピーライターに文章作ってもらって、イラスト描いて、説明図入れて・・・としていくと、まぁまぁなことになります。

格安サービスでページ1万を切るところもあります。そういうところはお客様に原稿をきっちりもらう前程ですね。ある程度用意しおいたパターンにはめて作業軽減させているわけです。

4.SEOをやるんかい? やらんのかい?

ここが運命の分かれ道です。
SEOとは、グーグルやヤフーの検索結果で上位に出てくるように対策することです。が、これをどの程度やりたいかで予算も労力も大きく変わってきます。

わかりやすく言いますと、たとえば営業マンがパリッとしたスーツでおしゃれするのは、信頼感であったり、ステータスであったり、ブランドイメージであったりします。

これはホームページでかっこいいデザインにするとか、他社とは違うデザインにするとか、そういう事につながります。

その営業マンがどのような接客をして、どのようなセールストークをするか。
これはホームページにどのようなコンテンツをどのようにデザインするかにつながります。

それに対して、SEOはその営業マンにどういう営業戦略を取らせるか、だれに、いつ、なにを、どのように販売するかということにつながります。

紙媒体に例えますとそれぞれ
会社案内、サービス案内、広告(どこに配布するかも含む)
に当たると思います。

SEOという言葉はググった時に上位に表示されるようにすることです。たとえば社名やサービス名でググった時に表示されるというのもSEOです。
しかし消費者がものを探すときは、トイレのリフォーム、iPhone買取、名刺デザインなどなど、事柄のワードになります。

一般的なワードになればなるほどライバルも多くなり、SEOにかけなくてはならないコスト、労力が高くなります。

週末に入れた新聞折込の効果が何カ月も続かないのと同じで、効果を上げ続けるSEOは継続的にやり続けることが必要です。

SEOをどう考えるかで、予算は一桁変わってきます。

通常は一つのキーワードにつき、2万/月以上はかかると思います。

サイト丸ごとにで月10万とか、そういう規模の話になります。

とにかく労力がかかるので、サイトの制作費と合わせて月2万の5年契約とかは本当なら格安になると思います。でも多分そんな予算では出来ないので、それでトップ保証とかうまいことを言ってくる業者は警戒してください。

5.ブランディングは経営そのもの

ブランディングも中身がよくわからないワードですが、これは営業マンがぴしっとしたスーツを着て、こまめに散髪して、ピカピカの革靴を履いて、ちょっといいかばんを持って、どういう言葉遣いをしてというのと似ています。

たぶん、最初に決めたことを繰り返すだけではなく、日々微調整、アップデートしていくと思います。その基本になる価値観をどう作っていくか、どう変化させていくかというのがブランディングだと思います。

これは、ウェブ屋さんに発注する内容ではありません。

ブランディングのもとになる価値観が定まっていればデザインできますが、そこを定めるのはコンサルさんやコーチングの方の仕事です。多分。

なので、これにいくらかかるかは全くケースバイケースです。

ブランディングのコアがあって、規格をお客様の方で考えて頂ければ、単純に制作費しかかかりません。

ですが、ゼロから始めるには企業文化を作るようなものなので、サイト制作と別に考えて、コンサルタントの方に月に5万とか10万とかかけて、1年2年かけて作っていくものです。

ブランディングも一緒にするよ的なデザイン会社で、長期的な話をしないところは怪しいと思ってください。

6.システム

システムにはいろいろ種類がありますが、業務軽減のためのものと、お客様の利便性のためのものがほとんどです。

紙でアンケートとって手入力をする代わりに、ウェブでアンケートを取るとか、DMで情報を送る代わりにアプリやlineにDMを送るとか。

独自でシステム開発したり、別の業務用のシステムと連携させたり、クラウドサービスを使ったり、SNSなどを活用したり、アプリと連携したり、色々なパターンがあります。

ですがこれはそもそもやりたいことがあって、それを効率よくするにはどうすべきかという話ですので、これにいくらかかるかはその事業の重要度やめんどくささ、内部のスタッフの陣容とか、いろいろな要因で決まります。

ここは本当にピンキリです。

アンケートを取るフォームならグーグルでタダで作れます。

お客さまが自分で盤面をデザインしてスマホケースを発注するシステムなら何百万、もしくはもう一桁かかるくらいになると思います。

アプリ開発は飲食店などならなら月額1万くらいで利用できるプラットフォームもあります。

幅が広すぎるのでここは必ず相見積もりを取ってください。

おススメレンタルサーバー

レンタルサーバーは追いつけ追い越せでどこがベストという事はなかなか言えないのですが、やはり地元びいきといいますか、できれば関西のサービスを使いたいと思っています。

交流会や勉強会で中の人と会える機会もあったり触接情報収集できることもありますし。その中でおすすめなのがXserverさんです。

一押しレンタルサーバー
Xserver

ドメイン取得

お名前ドットコム
こちらは関西の会社ではありませんが、ドメイン管理業者の老舗で、ドメイン管理ではおススメです。ただし、レンタルサーバーはあまりお勧めではありません。

ITは結局わけわからない!

中小企業庁の白書にこんなデータが。。。

小規模事業の「2 主要業種ごとの社会経済環境の変化から受ける影響」

という項目で、「クラウドやIoT等、様々な情報化技術の急速な普及が与える影響(主要業種別)」ってのがあって、その回答がこちら。

6割が良いか悪いかわからない!

これはIoTとか情報化技術全般についてなのですが、実際問題変化が速すぎて、大半の人が良くわからないと感じているんですね。
ホームページもその技術は変化し続けていますから、ホームページの必要性はわかっても、何がいいかはわからないというのはよく聞きます。

まさにここですね。
ホームページの適正価格がわからないというは!

判断しようがないというところですよね。

ホームページ屋さんがその指標を作っていかないといけないのでしょうね。

50万のホームページの価値を、いつまでに評価するかとか、少なくとも次の更新時には参考材料となるくらいは最低限用意しないといけない。

適正な外注費とは

外注費の種類

外注費には大きく分けて3種類あります。

・作業人件費
・システム利用料
・技術料

たとえば、通販サイトの商品を一個500円で登録しますなどという場合、これは誰にでもできる仕事なのでほぼほぼ人件費です。

ですが、数万個ある商品を効率的に登録できるシステムとなれば、システム利用料ですし、その商品が売れるコピーも考えますとなると技術料も入ってくるかもしれません。

もしすべて人件費だけで成り立っていれば時給1000円から高くても3000円くらいまでで、あとは作業時間がどれくらいかかるか想像がつけば検討きます。
ですが、システム利用料や技術料となってくると本当にピンキリです。もちろんぼったくりとかそういう意味ではなく、自分たちが必要としているものかどうかがわかりにくいという意味です。

月額何十万もするホームページ管理システムがあります。もちろん機能も充実しています。その反面、月額1000円のホームページ管理システムもあります。果たしてこの差は何でしょうか? 値段で言えば数百倍です。数百倍の性能の差って何でしょうか。

技術料で言えば、ロゴの制作費などもそうです。一流のデザイナーに頼めば数百万ですが、クラウドワークスなどでは20000円も出せばいっぱい案が出てきます。値段にすれば数百倍。この百倍以上の差って何でしょうか?

簡単に言えばどれだけ優秀な人材がどれだけ動くかということです。
単純な話、年収500万社員を5万円で動かすことができるのはせいぜい1日です。年収500万のフリーランスなら2日くらいはいけます。

1000円のサービスでは、時給1000円のスタッフで30分くらいでしょうか。

人が動く分にはそのような理解でいいと思います。
でも、システム利用料については我々でも謎が多いです。

両方の意味で。
古いシステムを高額で売っている事例もあれば、かつて優良だったものが超価格破壊で無料のサービスがリリースされたりします。
技術の進歩が速いのが原因ですが、本当に目まぐるしく変化します。

これだけは、調べるしかありません。
われわれも日々研究です。

いまどき7年契約!?

ビジネスモデルとしてはちょっとうらやましいのですが、飲食店向けのアプリ開発サービスで7年契約で営業してくるツワモノがいらっしゃると知人から聞きました。

ネットの変化はすごく早いので、3-4年先に何が標準になっているか予測は難しいです。7年契約なんて、私には到底できない芸当です。ウェブ関連の費用をプリンターなどのリースのような感覚で売ってくるという事業者がずーっと昔からいるのですが、本当に技術の変化が早いので、なにごとも2-3年で見直しが必要になると思っておいたほうがいいです。

もちろん、上手くいけば継続すればいいのです。上手くいくなら7年契約は問題ありません。問題は、上手くいかないときです。これだけ技術の変化が早いともっと手軽に試して、手軽に撤退できる方法がベターです。せいぜい2年契約ではないでしょうか。

契約期間が3年以上のサービスは警戒してください。判断が難しいときは周りのウェブに詳しい人に相談してください。総額で100万程度の小規模ビジネス向けのインターネットサービスにおいて、長期契約は基本必要ないと思っていいと思います。

※システム開発はこの限りではありません。