POP3なのにサーバと同期!?
Windows10とかに最初からはいっているメールソフト「メール」
あまりにも普通の名前過ぎてややこしいのですが、それ以上にややこしい仕様になっています。
メールにはPOP3とIMAPと二つの方式がよく使われます。
ザックリ言いますと(ザックリとしか知らないのですが^^;)
POP3はパソコン側にメールを保存する方式
IMAPはサーバー側にメールを保存する方式
です。
POP3で使っている人が多いので、パソコンが壊れたらパソコンもろともメールも無くなったという話はよく聞きます。IMAPは届いたメールはサーバー側に残すのですが、インターネットにつながないと古いメールも見れないので、通信が貧弱だった時代は特にPOP3が使われていました。
ですからOutlookから使っている人の多くが、確認したメールの内容はパソコン側に届いて保存されていると思っているのではないでしょうか。
ところが、この「メール」は、POP3だろうがIMAPだろうがサーバー側にメールを置いたままなのです。Gmailとかもそうなのでインターネット常時接続の時代、それで日々の運用は全く問題ないのですが、ただ、それを知っているかどうかは重要です。
うっかりサーバー契約を解約すると・・・
知っていればいいのです。
最近のネット事情に合わせた方法なのでいいのですが、もし知らなければ。
従来通り、確認したメールの本文はパソコン側にあると思っていたら。
メールサーバはホームページと一緒に契約されていることがよくあります。
ホームページをリニューアルするときにサーバーも引っ越すこともよくあります。
この際、従来通りならメールソフトを新しいサーバーにつながるようにすれば、今までのメールソフトはそのまま使えます。以前に届いたメールもそのまま引き継げます。
ですが、この「メール」はパソコンの方にはメールは有りません。
いちいちサーバーと同期をして表示をしています。
一度確認したメールも、それはサーバーのデータを見ているので、サーバーの中にあります。
もし、そのことを失念していて、うっかりサーバーを引っ越して、うっかり古いサーバーを解約してしまうと、メールのデータも削除されてしまいます。
「昨日届いたメールが見れない!」
という事態に陥るかもしれません。
Outlookとかのほうがいいのかな?
実はそれも一概には言えません。
パソコン側に十分な空きスペースがあればいいのですが、最近は通信環境も良くなってメールで重たいファイルを添付して送るようにもなってきました。
メールの受信データがギガ単位になることも珍しくありません。
また常にサーバー側にデータがあると、違う端末からも過去のメールを見れるので便利な一面もあります。スマホでも確認したり、自宅でも確認したりするなら、サーバー上にあるほうがいいこともあります。
そこはどちらでもいい面があります。
問題は、その状況を把握できているかどうかです。
なので、このWindows「メール」が一言注意喚起をしてくれればいいわけです。
従来のPOP3とは扱いが違いますよー。
今までと同じつもりで使ったらえらい目に合うかもしれませんよーと。
ただそれだけでいいのですが!
ご自身の状況がよくわからない方は、パソコンを買い替えるときは専門家に相談しましょう。
と、さりげなくPC淡路さんへとリンクをするのでした。
淡路とついていますが神戸近隣はよゆーでフォローしてくれます。