経営者がほぼほぼ一人、もしくは数名で展開されている事業規模のビジネスではウェブを主戦場の一つととらえていない場合は、どのくらいのパワーを割いていいか分かりにくいと思います。
- ホームページはありますかと聞かれたから。
- 事務所の場所や定休日くらいはお知らせしたいから。
- 今どきWebサイトは必要だから。
- できればホームページからお問い合わせが欲しい。
というお話はよくお伺いしますが、ここからスタートするとなかなか判断が難しいと思います。
わかりにくい要因は大きく分けて二つあります。
ひとつは、これらのコストが仕事中の着用するスーツ、打ち合わせスペースの家具、移動に使う車などと同じで「ふさわしい」の価値観に個人差がある事。
もう一つは「ウェブの専門家」と称する人々の意見にものすごく幅がある事。
では、なぜ幅があるのか。
それはツールが多様化していることと、変化の速度が速いことから、ケースバイケースでベストに差があるからです。
たとえばYoutubeに動画を編集してアップして小遣い稼ぎしたことがある方と、スマホはもっぱらメールと電話とLINEしか使っていない方では、ホームページを使ってできることが違います。この違いの大きさは印刷物にはない大きさです。
経営者のキャリアが少々違っても、チラシはチラシで大きくフォーマットが変わるわけではありません。
でもウェブの場合はその違いはとても重要です。
そこで、大雑把にコスト感を整理する目安として、Webに対する積極性を横軸に、ビジネスにおけるWebの重要性を縦軸にしてマトリクスを作ってみますと、皆さんのビジネスはどこに位置するでしょうか。

上段(1と2)の方は差し迫ってWeb活用が必要な方なので、おそらくこういう方はどのようにという具体的な課題を持っておられるはずです。
問題は下段(3と4)です。
様々な課題があるなかで、ウェブにどれだけ力を入れるかはその必要性を評価することがそもそも難しいかもしれません。
まずはそこから整理する必要があります。
このコンテンツでは主に下段の方々に向けた情報発信をしてまいります。