co-creation

“コ・”でスモールビジネスを
もっともっと楽しくする。

CavyCraftのビジョンです。
まず最初におことわりしなくてはりませんが、これは、社会的課題とかそっちの類の話です。ですが、ボランティアとか非営利といった話ではありません。とはいえ、ソーシャルアントレプレナーというほど明確でもありません。時代に即した、もしくは生き方に即した、働き方(労働環境という意味でも、価値観という意味でも)の話だと思っています。

スモールビジネスでの共創の可能性

「コ・クリエイション」は共創と訳されます。この「コ・」はコープとかコワーキングとかの「コ」です。共創自体、別段目新しい考え方ではないです。そもそも人の歴史は、ある種の共創そのものだったと思います。
ここであえて言うのは、多分産業革命以降の事業や企業のありかたについてです。その意思決定であったり、ステークホルダーとのかかわり方についてです。
みなさんは組織図というと、どんな図を思い出しますか?
勝ち抜き戦のトーナメント表のような形の、上から下に1段降りるごとに広がっていく図を想像しませんか?

よくある組織図

コ・クリエイションではそのような組織ではなく、課題ごとに役割と権限を元に編成されます。対等な立場のフリーランス同士の分業をイメージすると近いのかもしれませんが、もう少し幅広く関係者が関わることを想定します。たとえばYoutube。Youtubeの価値を作っているのはGoogleでしょうか? それともユーチューバーでしょうか?
その点はトヨタ自働車がプリウスをつくるのとは大きく異なります。バッテリーを作る会社やナビゲーションを作る会社との協力関係と、Youtubeとユーチューバーの協力関係はだいぶ違います。
コ・クリエイションではどちらかというとYoutubeの方が近いです。そこにはトップダウン型はえがけない関係性があります。

コ・的な組織図

こういうチーム編成はアイデア出しや課題解決に向いているとされます。単純に売り上げを目指すなら、おそらくトップダウン型の組織の方が効率を発揮すると思われます。スポーツチームのように、ルールに従った上で個性を伸ばすことが求められます。
コ・クリエイションでは、トップダウンのような効率性を発揮できません。しかし、そのルールそのものを扱う事が可能になります。
この点が、多様性の社会と、そういった社会的な課題に向かいうスモールビジネスに、生産性をもたらす可能性があると思っています。
トップダウン型の組織は単一の目的に生産性を発揮するのは向いています。しかし、社会的な課題に向き合うと、現代ではどうしても多様性の問題にも向き合うことになります。多様性とは課題が複合的になりがちです。それこそ、ルールそのものを創作するような課題になりがちです。 このようなシーンでは、コ・クリエイションの考え方が活きてきます。

多様な時代
スモールビジネスの生産性は
楽しんでこそ

コ・クリエイションでは、仕事や課題を楽しむこととの親和性は高いと思います。コ・クリエイションではコミュニケーションが求められます。しかも、自社組織で上下関係があるスタッフ以外のステークホルダーとです。そのような場で効率性を出すには、楽しむことに限る。 対等な立場に近い外部の人と協力をする必要があったり、答えのない課題に向き合う必要があったりします。
そのために共通のゴールを共有したり、話し合いをして解決策を探ったり、まぁ、眉間にしわが寄るようなシチュエーションに満ちています。
単純な話、継続するにも、そしてより柔軟に考えるためにも、楽しめる空気を作れるかどうかは非常に重要だとおもわれます。
緊張感は必要ですし、だらだらするのとは違います。
ですが考えの幅を広げるには、課題から適度な距離感も必要です。近づいたり離れたり、時には冗談を口にしたり、その冗談から連想を広げたり。そんなところからの話題の脱線、突拍子もないと思えるアイデア、関係がなさそうな思い付きから有効な解決策のヒントにつながることが期待できます。