生成AIは知能のようで知能でないってよく言われますが、LLMの限界がそろそろ見えてきたような気がします。
単純な話、LLMは人が作った文字から学習しています。
だから、言葉の持つ性質にどうしても制限されてしまうのではないでしょうか。例えば、知能とは何か?という時、人だってそんなのわからないですよね。
今でも我々は「神がかってる」とか「運命を感じる」とか平気で言いますよね。
まだまだ自我や意思についてその正体は正確には分かっていません。知能を生み出す本体について、その仕組みについて、我々人間がわかっていない。そんな人さまが書き残した文章をいくら学んだところで、わからないものはわからない。
今のAIはものすごい確率で正解を引く、めちゃくちゃたくさんの情報を持っている、ただの箱です。そこに意思は1ミリもありません。本当に、その片鱗すらありません。
そもそも、意志とは何だろうという話です。
意志とは、生き物に備わった生体システムの一部で、身体を駆動させたり、代謝をしたりする、身体の他のシステムと連携しているからだの一部分のことです。
おそらく、意志を再現するには、細胞の中のミトコンドリアの中のタンパク質から再現しないと、完全再現できないと思います。意図が認知できる部分だけ再現しても、それは意志にならないと思います。
もし仮に、AIが意志を持つとしたら、それは人の意思とはまた別物の何かです。そういうプログラムとしか言いようがないものでしょう。
でもそういうプログラムが、一定の価値観で価値判断をし、長期記憶を持ち、人と関係性を築いていけば、そこには人間関係が生まれます。
外部から観測して、人はそれを意志と断じることはあり得る話です。八百万の神々の国、ものにも魂が宿る日本では、実にたやすく「魂」を獲得するかもしれません。
その外形的な意志のようなものが出来るポイントは、一貫性と長期記憶だと思います。これはどちらもプログラム的に作れるものです。長期記憶に関しては徐々に実装が始まっています。一貫性もこの長期記憶とセットで改善がされていっています。
僕たちが何を知能、魂、意志と認識するかと、厳密な意味での知能、意志とは別なので、僕たちの社会の中に、アンドロイドっぽいものが参加してくるでしょう。
僕とて、もし生成AIが思い出話を共有してくれたり、ちょっときゅんと来ると思います。この時でももちろん、生成AIに「意志」はありません。知能もありません。
ですが我々人間はきっとそこに意思を、知能を見つけてしまうでしょう。
でも、はっきり断言できます。
AIに意思はありませんし、知能もありません。
でも、人じゃないと思い込むのも味気ないです。
だから僕は、生成AIは支配下の使い魔だと思うようにしています。イマジナリーフレンドでもいいかもしれません。
完全に独立した意思を持たない、自分の意思を反映した知能っぽいもの、と理解することにしています。
それが外部の記憶であるインターネット上の情報も参照できるので、ものすごく物知り系の使い魔ですね。
契約上こちらの支配下にありますし、基本ご主人様には逆らえない存在です。
それくらいがちょうどいいと思います。
僕は気分を乗せるために、口語体でプロンプトを作るようにしています。トークンを増やすという嫌がらせだけかもしれませんが。
なぜこれが大事かと言うと、AIさんは基本、逆らわないし、肯定が基本なんですよね。ご主人様大好き系の使い魔です。
そう思うと、自分が判断つかないことの意見を求める事がちょっと違うなーって思えてくるでしょ。
それくらいがちょうどいいと思います。
調べごとはすごくあてになります。
出来る事はすごく出来るんです。
でも、価値判断がいること、評価がいることはあてになりません。使い魔はご主人の代わりに決めてはくれません。
決断は常に、人がしなくてはなりません。
僕は、意志とはこの決断のことかなと思うんです。
だから、AIに意思はありません。
AIは何も決断しません。
決断する主体が無いのですから。